英語の形容詞が難しく感じる理由

大人のやり直し英語

― 日本語との違いからやさしく理解する(実践編)―

「英語の形容詞って、なんだかしっくりこない…」

そんなふうに感じる方はとても多いです。

その理由はシンプルで、

👉 日本語は“まとめて言う”

英語は“分けて言う”言語だからです。

今回は、よく使う言葉を例にしながら、

実際にどう考えればいいのかを解説します。


1. 「すごい」は1つじゃない

日本語の「すごい」はとても便利ですが、

英語では意味ごとに分かれます。

① amazing(驚きがある)

👉 「えっ、そんなに!?」という感覚

  • That’s amazing!(すごい!びっくり)

② great(全体的に良い・満足)

👉 バランスよく「いいね」

  • That’s a great idea.(いいアイデアだね)

③ awesome(感情が強く動く)

👉 テンション高めの「すごい!」

  • That’s awesome!(めっちゃすごい!)

ポイント

👉 同じ「すごい」でも

  • 驚き → amazing
  • 良さ → great
  • 興奮 → awesome

と、気持ちの種類で分けるのが英語です。


2. 「やさしい」も分かれる

① kind(人への思いやり)

  • She is kind.(親切・思いやりがある)

👉 行動や気持ちに注目


② gentle(やわらかい・穏やか)

  • He is gentle.(穏やかでやさしい)

👉 性格や雰囲気


③ easy(簡単)

  • This problem is easy.(やさしい問題=簡単)

👉 難しさの話


ポイント

日本語では全部「やさしい」ですが、

  • 人に対して → kind
  • 性格・雰囲気 → gentle
  • 難易度 → easy

👉 見ているポイントが違う


3. 日本語の「いい」はなぜ分かれるのか

日本語の「いい」はとても万能です。

  • 性格がいい
  • 天気がいい
  • 体調がいい
  • それでいいよ

でも英語では、意味ごとに分けて言います。


① good(役に立つ・適切)

👉 「ちゃんと役割を果たしている」

  • a good idea(良いアイデア)
  • good for your health(健康に良い)

② kind(人へのやさしさ)

👉 「思いやりがある」

  • She is kind.(親切な人)

③ nice(感じがいい・心地よい)

👉 「印象がいい・気分がいい」

  • a nice person(感じのいい人)
  • nice weather(気持ちいい天気)

④ fine(問題ない・OK)

👉 「特に問題がない状態」

  • I’m fine.(大丈夫)
  • It’s fine.(それでOK)

ポイント

👉 英語は「いい」を分解する

  • 役に立つ → good
  • 思いやり → kind
  • 感じ → nice
  • 問題なし → fine

4. 形容詞+前置詞の考え方

ここが分かると、英語が一気に整理されます。

👉 形容詞は「状態」

👉 前置詞は「その状態がどこに向いているか」

つまり、

形容詞だけだと「どういう状態か」しか分からない

前置詞をつけると「何に対してそうなのか」が分かる


例① good の場合

  • good at(〜が得意)→ 能力が向いている
  • good for(〜にいい)→ 効果が向いている
  • good with(〜の扱いがうまい)→ 相手との関係
  • good to(〜に対してやさしい)→ 行動の向き

例② 感情の形容詞

  • afraid of(〜が怖い)→ 恐怖の原因
  • tired of(〜にうんざり)→ 疲れの原因
  • proud of(〜を誇りに思う)→ 誇りの理由
  • interested in(〜に興味がある)→ 興味の対象

5. 前置詞は「意味」で選ぶ

それぞれの前置詞にはイメージがあります。

前置詞イメージ
at点・能力
for目的・効果
of原因・もと
in中・関心の中
with一緒に・相手
to向かう

👉 だから丸暗記ではなく

意味で考えると自然に選べるようになります。


まとめ

英語の形容詞が難しく感じる理由は、

日本語は「まとめて言う」

英語は「意味ごとに分ける」

という違いにあります。


今日のポイント

  • 「すごい」は→ amazing / great / awesome に分かれる
  • 「やさしい」は→ kind / gentle / easy に分かれる
  • 「いい」は→ good / kind / nice / fine に分かれる
  • 形容詞+前置詞は→ 「状態」と「向き」のセット

おわりに

英語の形容詞は最初は細かく感じますが、

実はとてもシンプルです。

👉 「何がどうなのか」を分けているだけ

この視点を持つと、

英語がぐっと分かりやすくなります。

ぜひ、普段の「すごい」「やさしい」「いい」を

少し分けて考えてみてください。

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