第2章:やり直し英語、最初にやるべきこと

大人のやり直し英語

英語をやり直すと決めたとき、多くの人がまず「何をすればいい?」と戸惑います。
アプリを入れる? 単語帳を買う? YouTubeを見てみる?

でも、焦らなくて大丈夫。
やり直し英語のスタートは、“何をやるか”ではなく、“自分を知ること”から始まります。


🔹「自分の現在地」を知らないと、学習は迷子になる

まずやるべきは、「自分の英語レベルをざっくり把握すること」です。
意外と忘れている単語や文法もある一方で、「あれ、思ったより読めるぞ」という分野もあったりします。

おすすめの簡易レベルチェック法:

  • 英語アプリ(スタディサプリ、Duolingoなど)の初期テストを受ける
  • 「中学英語 テスト 無料」などで検索して出てくる小テストをやってみる
  • TOEICの模擬問題(Listening & Reading)を軽く解いてみる

たとえばこのような文章、すぐに意味が浮かびますか?

Would you mind opening the window?

「open the window(窓を開ける)」はわかるけど、”Would you mind~?” のニュアンスで止まってしまった…
そんな人は、リスニングやスピーキングに入る前に「基礎の整理」から始めたほうがスムーズです。

🔍 知っているようで曖昧な部分に気づくこと。
それが、やり直し英語の第一歩です。


🔹目的がないと、続かない

やり直し英語を始めても続かない最大の理由は、「なんとなく始めた」ことにあります。

  • TOEICの点数を上げたいけど、どれくらい必要なのかよくわからない
  • 映画を英語で観たいけど、何をどう学べばいいのかわからない
  • アプリを入れて満足して終わってしまう

これではモチベーションが長続きしません。

だからこそ、目的とゴールを具体化することが大切です。

例:

  • 3ヶ月後の旅行で英語で注文できるようになりたい
  • 子どもと一緒に英語の絵本を読めるようになりたい
  • 仕事で来たメールを一人で読めるようになりたい

目的が決まると、やるべきことも自然と見えてきます。
今日やることに迷わなくなり、「今日はここだけやろう」が続く力になります。

🔹あなたに合う学習スタイルを見極めよう

もうひとつ大事なのが、自分に合った“学び方のスタイル”を選ぶことです。

✔ 簡易セルフチェック

質問あなたは…
自分で計画を立てるのが得意?→ 独学型向き
人に見られると頑張れる?→ 教材依存型/スクール型向き
毎日少しずつ積み上げたい?→ アプリ&日記型が合う
映像の方が理解しやすい?→ YouTube・動画講座タイプ向き

やり直し英語は、「自分の性格と合っているか」で続くかどうかが変わります。
たとえば、自分でペースを作るのが苦手な人が独学で頑張ろうとしても、最初は順調でも3日坊主になってしまいがち。

逆に、「人に教えてもらうより、自分で試行錯誤する方が好き」という人なら、教材よりもアプリやChatGPTを活用する方法の方が長続きします。


✨学び直しの出発点は、「自己理解」から

英語学習に限らず、大人の学び直しは「過去と違う方法」で進めることが大切です。
大切なのは、“自分がどこにいるのか”“どこへ行きたいのか”を知っておくこと。

迷わず進むための地図は、他人がくれるものではなく、
自分の中にあります。

目的、現在地、スタイル。
この3つが見えれば、やり直し英語の旅はもう始まっています。

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