「小学校に入ったら、少し子育てが楽になると思ってたのに…」
実際は、小学校入学を機に親の負担が一気に増える現象=『小1の壁』に直面する家庭が少なくありません。
特に共働き家庭にとっては、保育園時代と比べて時間・連絡・サポートの全てが変化し、そのギャップに戸惑うケースが多くあります。
この記事では、我が家で実際に経験した「小1の壁」の実態と、それを乗り越えるために取り入れた3つの工夫をご紹介します。これから小学校入学を控えているご家庭にも、すでに直面している方にも役立つ内容です。
「小1の壁」とは?共働き家庭が直面する現実
「小1の壁」とは、保育園と比べて小学校生活に変わることで、親のサポート負担が急増することを指します。
具体的にはこんな変化が起こります:
- 下校時間が早く、親が早い時間に在宅を求められる
- 学童保育の定員が限られており、希望通りに入れない
- 学校との連絡は紙ベースが多く、急な対応が求められる
- 宿題や持ち物の確認など、日常的な家庭内サポートが必須になる
保育園時代は、園と密に連携しながら働く親を支える体制が整っていましたが、小学校は「子どもがある程度自立していること」を前提にしているため、共働きの親にとっては想定以上の負担感が出てくるのです。
我が家で感じた「小1の壁」のリアル
わが家の場合、入学初日からそのギャップを実感しました。たとえば…
- 下校が早く、16時には親が在宅している必要がある
- 学校からの連絡がすべて紙、前日配布で明日提出など急な対応が多い
- 宿題や持ち物の確認など、毎日のフォローが欠かせない
正直、保育園時代よりも“手がかかる”と感じることが多かったです。
「学校に行きさえすれば大丈夫」というイメージは、すぐに崩れました。
小1の壁を乗り越えるための3つの工夫
そんなわが家でも、試行錯誤の末、以下の3つの工夫で日々をうまく回せるようになりました。
工夫①:学童と習い事のハイブリッド活用
我が家では、学童に加えて習い事を“預かり延長”として活用しています。
- 学童は17時まで
- その後にピアノやそろばんなどの習い事を入れることで、実質18時台まで預かってもらえる
これにより、親の仕事と子どもの放課後時間のギャップをカバーできました。
工夫②:夫婦の予定はGoogleカレンダーで完全共有
学校行事や面談、送迎などをGoogleカレンダーで完全に可視化・共有しています。
- 予定がかぶらないよう事前に調整できる
- 誰がどのタイミングで対応するかが明確になる
これだけで、連絡ミスや直前のバタバタが激減しました。
工夫③:宿題サポートは「夕食前の10分」に限定
最初は宿題を見るのが負担でしたが、「夕食前の10分間」と時間を決めることで負担感が激減。
- ダラダラせず集中して終わる
- 子どもにも「やる時間」の意識が芽生える
毎日少しずつでも、親も子も続けやすい形を作るのがポイントです。
まとめ:「頑張る」より「仕組み」で乗り越えるのが正解
「小1の壁」は、親の努力だけで何とかするものではありません。
家庭内で仕組みを作り、役割分担することが最大の鍵です。
- 放課後の時間をどう組み立てるか
- 家族内の連携をどう取るか
- 学校生活のフォローをどう習慣化するか
最初は大変でも、各家庭に合った“やり方”を見つけてしまえば、必ず乗り越えられます。
「完璧」を目指さず、「できる形でまわす」。それが共働き家庭の小1ライフをうまく回すコツです。
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