「なんで?なんで?なんで?」
終わりのない“なんで攻撃”に、毎日ヘトヘト……という親御さんも多いのではないでしょうか。
ある日突然始まる「なんで期」。
「なんで空は青いの?」「なんでパパは会社行くの?」「なんでお風呂入らなきゃいけないの?」
一つひとつ丁寧に答えたいけれど、家事に追われたり、考える余裕がなかったりして、つい適当に返してしまうこともありますよね。
我が家でも、そんな“質問地獄”に悩まされていました。
でも、ある工夫を取り入れてから、親子のやりとりがぐっと楽になったんです。
この記事では、「なんで?」が止まらない子どもへの対処法と、わが家で実践している工夫をご紹介します。
子どもの「なんで期」とは?
2〜4歳ごろから始まると言われる「なんで期」。
これは、子どもが世界を理解しようとする力が一気に育つ時期です。
ただの“しつこい質問”に見えて、実は
・言語能力
・好奇心
・論理的思考の芽
などが発達している証拠でもあるんです。
「なんで?」に疲れる…親のリアルな悩み
- ずっと返答し続けるのがしんどい
- ちゃんと答えたつもりでも、さらに「なんで?」と返される
- 答えに詰まると、イライラしてしまい自己嫌悪に…
わかります、私もそうでした。
そこで取り入れたのが、親がラクになれる「5つの工夫」です。
親がラクになる!我が家の対処法5選
①「質問の背景」を読み取る
子どもの「なんで?」は、単なる疑問とは限りません。
たとえば、「なんでパパは会社行くの?」は、「さみしい」「一緒にいてほしい」の裏返しかもしれません。
そんなときは、気持ちに寄り添った返答を意識します。
② 一緒に調べる提案をする
わからないことは「一緒に調べようか」と言って、スマホや図鑑を使って調べます。
調べるプロセス自体が、親子の会話・探求心・学び方につながるのが◎
③ 忙しいときは「後でねカード」
すぐに答えられないときは、「あとでね!」とメモして冷蔵庫に貼るのがわが家流。
子どもは「聞いてもらえた」と感じて落ち着いてくれます。
④ 大人っぽい表現で“納得感”を演出
「夜にお風呂に入ると、自律神経が休むモードになるんだって!」
「地球がぐるぐる回ってるから、太陽が動いてるように見えるんだよ〜」
ちょっとカッコいい言い回しにすると、子どもは意外と満足してくれます。
⑤ 余裕があればユーモアで返す
「なんでお空は青いの?」
→「空の中にラムネが溶けてるからかもよ?」
全力でふざけると、子どもが爆笑し、話題が切り替わることもあります。
「なんで?」は育ちのチャンス
何度も繰り返される「なんで?」に疲れる日もある。
でもそのたびに、子どもは世界と向き合おうとしているのかもしれません。
親が全部に完璧に答える必要なんてありません。
「あなたの疑問は大事だよ」という気持ちが伝われば、それで十分です。
今日もまた「なんで?」が飛んできたら、深呼吸してゆるく返していきましょう。
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