「これやって！」「できないもん！」
そんなやり取り、子育て中には日常茶飯事ですよね。
ついイライラしてしまう場面ですが、この一言への対応次第で、子どもの自己肯定感ややる気に大きな影響を与えることがあります。
今回は、子どもが「やらない」「できない」と言ったときに心がけたい声かけのコツをご紹介します。
よくあるNG声かけとその理由
❌「なんでやらないの？」
この言葉は、子どもにとって「責められている」と感じさせやすい言い方です。
自分でも理由がはっきりしていない時や、不安を感じている時にこれを言われると、心を閉ざしてしまうことがあります。
❌「いいから早くやって」
行動だけを急かされると、気持ちを無視されたと感じやすく、反発や諦めにつながることがあります。
「どうせわかってくれない」と思わせてしまうと、やる気の芽も萎んでしまいます。
おすすめの声かけ3選
① 「どうしたの？」
まずは気持ちを聞く・受け止める姿勢を見せることが大切です。
「どうしてやりたくないの？」「何か不安なことがある？」と優しく聞くことで、子どもも自分の感情を整理しやすくなります。
② 「どこまでできそう？」
全部が無理でも、一部だけならできるかもしれないという視点を提供してみましょう。
例：「最初のところだけ一緒にやってみようか」
このように段階的に挑戦できる形にすると、子どももハードルを下げて取り組めます。
③ 「わからないときは一緒に考えよう」
できない＝1人で抱え込ませるのではなく、共感と協力の姿勢を見せることが安心感につながります。
「一緒にやってみよう」「一緒に考えれば大丈夫」と言ってもらえるだけで、気持ちが軽くなる子も多いです。
まとめ：声かけひとつで子どものやる気は変わる
子どもが「やらない」「できない」と言ったときに、ただ叱るのではなく、「気持ちをわかってくれる存在」になることが大切です。
その瞬間の行動に注目するのではなく、子どもの心の声に寄り添うことで、やる気や自信を育てるきっかけになります。
今日の一言が、明日の前向きな一歩につながるかもしれません。
コメント