第9章:英語が話せない本当の理由

大人のやり直し英語

「英語が話せるようになりたいのに、話せない」
語彙も増やした。文法もそこそこわかる。リスニングも少しずつできるようになってきた。
——なのに、“口から英語が出てこない”

実はこの状態、かなり多くの大人が抱えている問題です。
そしてその原因は、単にスキルの不足ではなく、“心理的なブロック”にあります。

この章では、英語を話したいのに話せない——その本当の理由と、
その壁を越えていくための考え方や習慣をお伝えします。

🔹語彙や文法よりも、「話す勇気」が足りない

多くの人が、話せない理由を「語彙が少ないから」「文法があやふやだから」と考えます。
でも、実際に話してみると気づきます。

たとえ文法が間違っていても、単語を並べるだけでも、ちゃんと通じる。

では、なぜ私たちはそれをしないのでしょうか?

それは、「間違えたら恥ずかしい」「変な英語だと思われたくない」という気持ちが強く働いているからです。

🔹「間違えたくない症候群」との付き合い方

「間違えたくない」は、真面目な人ほど強く感じます。
とくに学校教育で「正しい答え」だけを求められてきた日本人にとって、英語=減点方式という感覚が根づいています。

でも、英会話はテストではありません。
間違えても減点されませんし、むしろ間違えるからこそ上達していくのです。

英語を話すことは、試験じゃない。コミュニケーションです。

「通じればOK」から始めていい。
そこから徐々に精度を上げていけばいい。

完璧な英文を考えているうちに、話すチャンスを逃す。
それよりも、間違ってもいいから一言だけでも発してみること。
それが、話せるようになるための第一歩です。

🔹恥ずかしさを超える3つの習慣

英語を話すうえで「恥ずかしい」という気持ちは、ごく自然な感情です。
でも、その感情を乗り越えるための習慣を持つことで、だんだんと自信が育っていきます。

✅ 1. 「正しい英語」ではなく「伝わる英語」を目指す

最初から正しく話そうとしない。
「I go yesterday Tokyo」でも、ちゃんと通じます。

「通じた=成功体験」に変えていくことが継続のカギです。

✅ 2. 独り言英会話を習慣にする

自分一人のときに、「英語でつぶやく」練習をしてみましょう。

I’m tired today.
What should I eat for lunch?
I forgot to bring my umbrella!

声に出してみるだけで、「言えた」「言えなかった」の感覚が掴めてきます。

✅ 3. “話す英語”と“書く英語”を切り分ける

話すときは「話し言葉」でOK。
文法的に完璧な文を組み立てようとするのは、書くときだけでいいんです。

たとえば

✅ 話す英語:You go now? OK.
✅ 書く英語:Are you going now? That’s fine.

この違いを意識するだけでも、口がずっと軽くなります。

話せるようになる人は、「間違えても話した人」

話せない人と話せるようになった人の違いは、
「文法力」や「発音」よりも、“一歩を踏み出したかどうか”です。

  • 完璧じゃなくても、とりあえず話してみた
  • 通じた体験がうれしくて、また話したくなった
  • 気づいたら、前よりスムーズに言えるようになっていた

この積み重ねが、「英語が話せる人」を作っていきます。

「話せるようになったら話す」のではなく、話すからこそ話せるようになる。

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