イライラしちゃダメ…でも、やっぱりしちゃう
子育ては楽しいこともたくさんあるけれど、
毎日一緒にいると「何度言ってもやらない」「グズグズされる」といった場面も多く、ついイライラしてしまいますよね。
「怒りたくないのに、怒ってしまう…」と自己嫌悪になることも。
でもそれって、すごく自然なことなんです。
今回は、私自身が日々の中で試してみて「これは効いた」と思えた、イライラしたときの対処法をいくつか紹介します。
1. 深呼吸する(5秒吸って、5秒吐く)
最初は「それだけ?」と思うかもしれませんが、
脳が怒りモードになっているとき、呼吸を整えるだけで自律神経が落ち着きます。
私は「イラッ」とした瞬間に口を閉じて、ゆっくり深呼吸。
それだけで、反射的に怒鳴ってしまうのを防げるようになりました。
2. 「今の状況を実況中継」する
怒りそうになったとき、自分の心の中で実況してみます:
「今、片付けが進んでいないことにイライラしている」
「部屋が散らかっていて、私は焦っている」
怒りを客観視すると、感情のボリュームが下がってくるんです。
これは認知行動療法でも使われている実践的な方法です。
3. 「1分離れてみる」
特に大きな声を出しそうなときは、
子どもに安全な場所で待っててもらって、自分が1分だけその場を離れるようにしています。
洗面所に行って水を飲む、窓を開けて外の空気を吸う…。
怒りのピークは90秒で落ち着くとも言われているので、それだけでもずいぶん変わります。
4. 「完璧な親でいようとしない」
「こうあるべき」「ちゃんと育てなきゃ」と思うほど、
子どもの言動がその通りにいかないときに、イライラが募ります。
でも、子どもは思い通りに動かないのが“デフォルト”。
「まぁ今日はこんなもんでいっか」とハードルを下げてみると、自分も楽になります。
5. 寝る前に「よかったこと」を1つだけ思い出す
1日がうまくいかなかったように感じても、
寝る前に「今日はこの一瞬だけは良かった」と思えることを探すと、自分を責める気持ちが和らぎます。
- 一緒に笑えた
- ごはんをちゃんと食べた
- ちゃんと「おやすみ」が言えた
小さな「できた」を見つけるだけで、明日の気持ちが変わります。
親だって人間。イライラしてもいいんです
イライラしない親なんて、いません。
でも、イライラと上手につきあっていく方法はあると思います。
大切なのは、怒ってしまう自分を責めすぎず、
「またやってしまったけど、次はこうしてみよう」と前を向くこと。
そんな積み重ねが、きっと子どもにも伝わっていくはずです。
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